生ごみが「宝物」に変わる!家庭でできる生ごみ堆肥の成功術と「土を育てる」視点【応用編】──『つちの学校』に通い始めました(第10回)
2026-02-26
▼こんなお悩みを持つ方におすすめ
✓ 家庭の生ごみを減らしたい・活用したいと考えている
✓ 生ごみを土に埋めても上手く分解されず失敗した経験がある
✓ 生ごみ堆肥のコツ(水分と炭素素材のバランス)を知りたい
第10回は高谷さんが教えておられる生ごみたい肥について学ぶ会でした。
今回は、これまでの学びを家庭から出る「生ごみ」という身近なものを題材で考えるという番外編のような応用編のような、今までの講座の原点に立ち返るような内容でした。
1. 「土を育てる」という、新しい視点
肥料をあげて「野菜を育てる」のではなく、微生物の居心地を整えて「土を育てる」。
高谷さんの言葉で印象的だったのは、土を単なる土壌としてではなく、生きものたちがひしめき合う「豊かな生態系」として捉える視点でした。
生ごみを捨てるのではなく、土の中の微生物たちへの「お裾分け」として還していく。
その積み重ねが、結果としてふかふかの強い土を作っていくのだと、改めて実感しました。
2. 生ごみ堆肥を成功させる、引き算と足し算
「生ごみを土に埋めるだけ」では、実はなかなか上手くいきません。
そこには、これまでの講義で学んだ「微生物へのおもてなし」の知恵が必要でした。
- 水分をしっかり切る(引き算):生ごみの水分を減らし、微生物が呼吸できる空気を確保すること。
- 炭素素材を混ぜる(足し算):窒素の多い生ごみに、もみがらや枯れ葉などの「炭素」を足して、微生物の食事バランス(C/N比)を整えること。
この2つを意識するだけで、生ごみは「厄介なゴミ」から、土を元気にする「宝物」へと変わります。
台所と畑が一本の線でつながる、とても豊かな学びの時間でした。
今回の学び
小難しく聞こえる専門的な話も、実は今日のご飯とつながっている。
やろうと思えばすぐに実践できてしまう、「土の学校」で学べる内容がぐっと身近に感じた会でした。
次回は、いよいよ第11回。
完成した堆肥の良し悪しを見極める「目利き」のポイントをお伝えします!
▼ポイント
・生ごみは埋めるだけでは堆肥にならない。水分をしっかり切って空気を確保し、もみがらや枯れ葉などの炭素素材を混ぜてC/N比を整えることが成功のコツ。
・成功のカギは「引き算」と「足し算」。引き算は水分を切って微生物が呼吸できる空気を確保すること、足し算は窒素の多い生ごみに炭素素材を加えて微生物の食事バランス(C/N比)を整えること。
・炭素素材はもみがらや枯れ葉が手軽で効果的。窒素の多い生ごみに炭素を足すことで、微生物が働きやすいバランスに整う。
・「土を育てる」とは微生物の居心地を整えること。肥料で野菜を直接育てるのではなく、生ごみを微生物への「お裾分け」として還す積み重ねが、ふかふかで強い土をつくる。
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