資材の活用術 有機の元肥を雨で流さない|窒素肥料ごま油かす×腐植酸70%の地力の素で保肥力UP【長雨後の秋冬作に】
▼こんなお悩みを持つ方におすすめ
✓ 長雨で遅れた秋冬作の元肥を確実に効かせたい
✓ 有機質肥料の養分が雨で流れてしまうのを防ぎたい
✓ 価格変動に左右されにくい有機の窒素肥料を探している
10月に入り、朝晩はすっかり秋らしくなってきました。
今回は、長雨で遅れた秋冬作に向けて、有機の元肥を「効かせる」施肥設計を特集します!
長雨で遅れた秋冬作こそ「確実に効く元肥」を
9月は雨の日が続き、圃場に入れないまま秋冬作の土づくりや元肥の準備が後ろ倒しになっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
土づくりが遅れたときほど、限られた時間の中で「確実に効く元肥」を選ぶことが大切になります。
そこで今回は、有機栽培の施肥設計の考え方に沿って、元肥の窒素源と、その効きを支える土壌改良剤を1点ずつご紹介します。
有機の施肥設計は「量」と「保肥力」がカギ
有機質肥料は、化学肥料に比べて成分量が少ないのが特徴です。
たとえば化学肥料には窒素を10%以上含むものも多い一方、油かすなどの有機質肥料は5%前後。
そのため、有機肥料主体の施肥設計では、同じ成分量を確保しようとすると、慣行栽培よりも施肥量が多くなりがちです。
また、有機質肥料は土の中で微生物に分解されてから、少しずつ養分として作物に吸収されます。
せっかく多くの量を投入しても、土に養分を抱え込む力が足りなければ、分解されて出てきた養分の一部は雨とともに流れてしまいます。
特に、今年のように雨が多い年は、その影響を受けやすくなります。
そこで重要になるのが、土の「保肥力」の目安となるCEC(陽イオン交換容量)です。
土壌改良剤でCECを高めておくことで、アンモニア態窒素やカリウム・石灰・苦土といった養分を土に留めやすくなります。
施肥した成分をムダなく作物に吸収させることができます。
つまり、有機の元肥は「何を入れるか」と同じくらい、「入れた養分を土に留められるか」が重要なのです。
今回のおすすめ資材
今回ご紹介する2つの資材は、いずれもリピートでご注文いただく生産者さまが多い資材です。
坂ノ途中での取扱量も年々増えている、信頼の置ける資材です。
① 山田製油ごま油かす
N5.1%、P1.0%、K0.8%|元肥の窒素源に
京都・山田製油の、昔ながらの圧搾法「一番搾り」で搾ったごまを使用した油かすです。
近年、化学肥料は原料の多くを特定の国・地域からの輸入に頼っているため、国際情勢や為替の影響を受けて価格が大きく変動してきました。
一方で、ごま油かすの原料となるごまは、輸入元の国が複数に分散しています。
特定の地域の情勢に左右されにくく、地政学的な価格変動のリスクを受けにくい資材です。
資材価格の先行きが読みにくい今だからこそ、毎年安定して使い続けられる窒素源として、多くの生産者さまに選ばれています。
窒素主体の成分バランスで緩やかに効くため、有機の施肥設計の中心となる元肥の窒素源として使いやすい資材です。
露地・ハウスを問わずご活用いただけます。
価格:20kg 2,500円(税込2,750円)
※最低ロット5袋以上
有機JAS適合資材です。
≫ごま油かすのレビュー記事はこちら
② 地力の素
腐植酸70.6%|保肥力を高め、施肥効率を上げる土壌改良剤
腐植物質の原鉱を粉砕した、腐植酸を70%以上含む高濃度の腐植酸資材です。
資材そのもののCECが非常に高く、元肥として施肥することで、土の保肥力を底上げしてくれます。
施肥量が多くなりがちな有機の施肥設計では、入れた養分を土に留めておけるかどうかが、施肥の効率を大きく左右します。
ごま油かすのような有機質肥料と組み合わせて地力の素を施しておくことで、分解されて出てきた養分を土に抱え込みます。
雨による流亡を抑えながら、作物が必要なときに吸収できる状態をつくることができます。
施用量の目安は、露地で40〜60kg/10a、ハウスで50〜100kg/10a。
播種・定植前、または収穫後の土づくりのタイミングで、全面散布してすき込んでください。
水稲でも20kg/10aを目安に、稲刈り後の秋処理と合わせてご使用いただけます。
なお、pH3.8の酸性資材のため、石灰資材など他の土壌改良剤と混用する場合はご注意ください。
価格(税抜):粗粒20kg 4,875円/細粒20kg 5,100円/ペレット15kg 2,900円
※ご注文について 最低ロット等の条件は、商品ページをご確認ください。
作目や圃場条件に合わせた資材選び・施肥設計のご相談も承っております。
まとめ
有機の元肥は、成分量が少ないぶん施肥量が多くなりがちです。
だからこそ、入れた養分を土に留める「保肥力」が施肥効率を左右します。
長雨で土づくりが遅れてしまった年こそ、「価格が安定していて、毎年使い続けられる窒素源」と、「入れた肥料をしっかり効かせる土壌改良剤」の組み合わせで、元肥の効率を高めていきましょう。
▼まずは商品ページをチェック
≫「山田製油ごま油かす」の詳細・ご注文はこちら
≫「地力の素」の詳細・ご注文はこちら
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よくある質問
Q1. 有機質肥料で元肥を組むと、なぜ施肥量が多くなるのですか?
有機質肥料は、化学肥料に比べて成分量が少ないためです。
化学肥料には窒素を10%以上含むものも多い一方、油かすなどの有機質肥料は5%前後です。
同じ成分量を確保しようとすると、慣行栽培よりも施肥量が多くなりがちです。
Q2. 地力の素の施用量とタイミングの目安は?
露地で40〜60kg/10a、ハウスで50〜100kg/10aが目安です。
播種・定植前、または収穫後の土づくりのタイミングで、全面散布してすき込んでください。
水稲では20kg/10aを目安に、稲刈り後の秋処理と合わせてご使用いただけます。
Q3. 地力の素は石灰資材と一緒に使えますか?
地力の素はpH3.8の酸性資材のため、石灰資材など他の土壌改良剤と混用する場合はご注意ください。
作目や圃場条件に合わせた資材選び・施肥設計のご相談も承っております。