季節のおすすめ資材 【梅雨の有機農業】プロが選ぶ追肥・病害虫対策・pH管理の基本とおすすめ有機資材6選

2026-06-19
【梅雨の有機農業】プロが選ぶ追肥・病害虫対策・pH管理の基本とおすすめ有機資材6選
梅雨の有機農業

▼こんなお悩みを持つ方におすすめ

  • 梅雨の長雨による肥料の流亡や、日照不足での生育停滞に困っている方
  • 雨続きで土壌が酸性に傾き、作物の根張りが悪くなったり病害虫が増えたりしている方
田島寛也

坂ノ途中の研究室 | 元レンコン農家・税理士法人勤務

田島 寛也

≫執筆者プロフィール

今回は梅雨時期の長雨や日照不足に立ち向かうための最適な有機資材を、元生産者の視点で特集します!

梅雨の長雨は、日照不足、過湿、土壌養分の流出など、農作物に大きなストレスを与えます。
また、病害虫の発生リスクも高まるため、この時期の適切な管理が秋の収穫を大きく左右する時期です。
今回は、プロ農家が梅雨の時期を乗り切るために実践している「追肥」「病害虫対策」「pH・ミネラル管理」の基本と、それに最適な有機資材をご紹介します。

梅雨時期の「追肥」の基本とおすすめ

梅雨時期は日照不足により作物が光合成できる時間が減少、生育が停滞しやすくなります。
また、雨により肥料成分が流亡しやすく、作物にとっては過酷な環境です。
そのため、流亡しにくく、即効性のある資材による追肥が効果的です。


フルボ鉄+マルチミネラル(液肥)

① フルボ鉄+マルチミネラル(液肥)

日照不足の梅雨時期に最も重要となるのが、光合成の維持です。
フルボ酸とミネラルが結合した本液肥は、葉面や根からの吸収率が極めて高く、限りある日照時間での光合成を強力に促進し、作物の光合成をサポートします。

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山田製油ごま油かす

② 山田製油ごま油かす

アミノ酸を豊富に含み、旨味向上に貢献します。
フレーク状であるため、大雨でも流亡しにくく、土壌に留まりやすいのが特徴です。
また、窒素が穏やかに効くため、追肥時に起こりやすい「窒素の効きすぎによる軟弱徒長」を防ぎ、健全な生育をサポートします。

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有機ヤシ加里

③ 有機ヤシ加里

カリウムは根や茎を丈夫にし、環境ストレスへの耐性を高めるために不可欠です。
本製品は有機由来のカリウム資材であり、特に根菜類の栽培において、土寄せのタイミングで追肥として施肥すると、肥大化や品質向上に高い効果を発揮します。

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梅雨時期の「病害虫対策とpH管理」の基本とおすすめ

多雨により土壌中のカルシウムやマグネシウムなどの塩基類が流亡すると、土壌pHが酸性に傾き、作物の根張りが悪化します。
根が弱ると、病害虫への抵抗力も著しく低下します。
流失しやすいミネラルを補給し、強靭な細胞壁を作ることで、病害虫に負けない体づくりを行います。

乳酸卵殻

④ 乳酸卵殻

カルシウムは細胞壁を強化し、病害の侵入を防ぐ重要な役割を担います。
本製品は乳酸菌処理を施すことで、一般的な卵殻特有の腐敗臭を大幅に軽減しています。
また、フレーク状のため雨による流亡にも強く、梅雨時期のカルシウム補給とpHの安定化に最適です。

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カルテックCa

⑤ カルテックCa

梅雨時期は降雨によるカルシウム不足から、ハクサイやキャベツの芯腐れ症、生理障害が発生しやすくなります。
この資材は、一般的な石灰資材と異なり土壌pHを大きく変化させることなくカルシウムを補給できます。
また硫黄や微量要素も同時に補給できるため、梅雨時期の根の活力維持や品質向上にも役立ちます。

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陸王60

⑥ 陸王60

雨で流されやすいマグネシウム(苦土)を補給する資材です。
成分量が非常に多く、少量で効率的なマグネシウムの追肥が可能です。
マグネシウムは葉緑素の中心成分であり、光合成能力の維持に直結します。
さらに、カルシウムとケイ酸も同時に供給でき、作物の細胞を強化して病害虫の被害を軽減します。

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梅雨時期の栽培管理は、「いかに作物の体力を維持し、病気に強い体を作るか」がポイントです。
1. 光合成の促進と流亡しにくい窒素・カリの追肥(フルボ鉄、ごま油かす、有機ヤシ加里)
2. 土壌pHの維持と細胞強化のためのカルシウム・マグネシウム補給(乳酸卵殻、カルテックCa、陸王60)
これらの基本を押さえ、最適な有機資材を組み合わせることで、過酷な梅雨を乗り切り、高品質な作物の収穫を目指しましょう。


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