こっこりん
1,200℃焼成の有機JAS適合ミネラル肥料
| 製造元・仕入元 | 朝田ケミカル株式会社 |
|---|---|
| 原材料 | 採卵鶏の鶏ふん(高温焼成) |
| 形状 | 粗粒(5~7mm)/細粒(顆粒状)/ミクロン(微粉末) |
| 成分 | 【粗粒】窒素0.5%未満・リン酸12.5%以上・カリ8%以上・カルシウム(CaO)36%以上/【ミクロン】窒素0.1%未満・リン酸11.3%以上・カリ6.3%以上・カルシウム41%以上 |
| 有機JAS適合 | 適合 |
特徴
- ポイント① 有機JAS別表1適合資材(JASOM-141110)
添加物をほとんど与えていない、厳選した鶏卵農場の鶏ふんだけを原料にしています。有機栽培に取り組む農家さまにもおすすめです。 - ポイント② 1,200℃で焼成した、窒素をほとんど含まないミネラル肥料
無臭で扱いやすく、元肥など普段お使いの肥料と併用します。 - ポイント③ 用途に合わせて選べる3つの形状
元肥向きの「粗粒」、育苗・追肥向きの「細粒」、水に溶かして使う液肥の素「ミクロン」。 - ポイント④ 根張りの良さが特長
メーカーは、根張りが良くなることで肥料の吸収が高まり、普段お使いの肥料の特性が現れやすくなると説明しています。 - ポイント⑤ 畑作・ハウス・水稲まで幅広く
野菜・花き・水稲など、作物を問わずお使いいただけます。
形状別ガイド
| 形状 | 特徴 | 主な用途 |
|---|---|---|
| 粗粒(5~7mm) | 効き方が穏やかで長く続く(持続は3~4か月が目安) | 元肥(定植前)、水稲 |
| 細粒(顆粒状) | 効き目が早く、水に溶けやすい | 育苗培土への混和、追肥(ハウス栽培にも) |
| ミクロン(3μの微粉末) | 水に入れてかき混ぜるだけで液肥ができる「液肥の素」。100gで500L(5,000倍) | 葉面散布、灌水・灌注、苗のドブ漬け |
保証成分 粗粒:窒素0.5%未満・リン酸12.5%以上・カリ8%以上・カルシウム(CaO)36%以上(pH12.5)/ミクロン:窒素0.1%未満・リン酸11.3%以上・カリ6.3%以上・カルシウム41%以上(pH12.8)
期待できる効果、メリット
試験事例:トマトの着果比較(八ヶ岳中央農業実践大学校)
トマトの着果について、こっこりんミクロン5,000倍液(週1回葉面散布)とホルモン剤で比較する試験が行われ、同校ではこっこりん区の方が良好という結果でした(2024年11月報告)。ホルモン剤と異なり、ミネラルを同時に補給できる点もメリットとされています。
生産者さまの声(シャタ農園さま)
群馬県館林市で、10aのハウスできゅうりを栽培されているシャタ農園さまの事例です。
導入のきっかけ
2019年2月末、使用した肥料が土壌と合わず、きゅうりの根に寄生性の微小生物(ネコブセンチュウ)が大量に付いて株が萎れてしまいました。別の肥料を試すなどしても改善せず、最寄りの相談所で勧められて、サンプル品を試されました。
現場の体制と使用方法
こっこりん細粒50gを株元に広げ、続けてこっこりんミクロンを水に溶かして1株あたり1Lを散布。その後は10日に1回程度、ミクロンを灌水チューブや葉面散布で施用されています。
実感しているメリット
散布から10日後には、萎れていたきゅうりが青々としてきたとのこと。その作は収穫まで続けられ、目標としていた収量の2倍の収穫が得られたそうです。現在も細粒とミクロンを継続してお使いです。
※個人の感想であり、効果を保証するものではありません。こっこりんは農薬ではなく肥料です。
使い方
対象作物
野菜・花き・水稲など、作物を問わずお使いいただけます。
粗粒:元肥として
- 畑作:元肥を施した後、定植前(または定植後マルチをかける直前)に畝に沿って撒き、軽く混和します。
- 水稲:秋耕~春の耕起時、または出穂の20~30日前(穂肥の2~3週間前)に散布します。散布後は、こっこりんが流れ出ないよう水管理にご注意ください。
- 広い圃場では、肥料散布機などを使って施肥できます。
| 作付け | 施肥量(1反=10aあたり) |
|---|---|
| 畑作・ハウス栽培 | 約10kg |
| 連作・輪作で生育が思わしくない圃場 | 約20kg |
| 水稲 | 約5kg |
細粒:育苗・追肥として
- 育苗:培養土に細粒を混ぜてよく混和し、水をかけてから再度混和します。混和後すぐの播種・植え付けも可能で、播種後(植え付け後)はたっぷり水を与えてください。
- 追肥:畝に沿って撒き、軽く混和して定植します。
- 弱りが見える株:株元に30~50g撒いて混和し、ミクロン5,000倍液をたっぷり灌注します。
| 用途 | 施肥量 |
|---|---|
| 育苗培土への混和 | 培土の質量に対して約0.5%(培土10kg ≒ 約20Lに対して約50g) |
| 畑作・ハウス栽培(1反=10aあたり) | 約10kg |
| 連作・輪作で生育が思わしくない圃場(1反あたり) | 約20kg |
| 弱りが見える株 | 株元に30~50g |
ミクロン:液肥として
- 液肥のつくり方:水にミクロンを入れ、よくかき混ぜます。濁った液のまま使用します(100g+水500L=5,000倍)。
- 葉面散布:根に滴るくらいたっぷり散布します。広い圃場ではブームスプレーヤや自動噴霧器が使えます。
- 灌水・灌注:株元にたっぷり施用します。
- ドブ漬け:定植の直前に、苗をポットやセルトレイごと5,000倍液に浸します。
- 灌水チューブ:穴の大きいチューブは、撹拌しながら全量を流します。点滴チューブなど穴の小さいものは、1,000倍(水1Lにミクロン1g)液を作り、上澄みを吸引して通水します。目安は1反あたり50~100gです。フィルターは130メッシュまで通りますが、180メッシュでは詰まることがあります。
- 液肥混入機:「ミクロン→水→液肥→水」の順に流し、チューブ内に液肥と混ざった状態で残さないでください。
| 時期・場面 | 希釈倍率 | 頻度・方法 |
|---|---|---|
| 播種・育苗期 | 約7,500倍(迷ったら10,000倍まで薄めて) | 1~2週間に1回程度、水やりの代わりに灌水 |
| 定植直前 | 5,000倍 | 苗ごとドブ漬け |
| 定植後~収穫期 | 約5,000倍 | 7~10日おきに葉面散布・灌水 |
| 生育が思わしくないとき | 3,000~5,000倍 | 回復するまで約3日おきに葉面散布・灌注 |
| 果菜類の着果が悪いとき | 5,000倍 | 定期的に葉面散布 |
参考:夏の高温期は、通常の7~10日おきに対し、3~4日に1回程度の散布が目安とされています(八ヶ岳中央農業実践大学校の見解)。
苗づくりの一例:本葉2.5~3枚の頃に5,000倍液を散布し、その後は軽く乾かし気味に管理して、締まった苗に育てる方法が紹介されています。乾燥させる時間は固定せず、葉と培土の状態を見て、強くしおれる前に通常の灌水へ戻してください。
注意点
使用上の注意
- 窒素をほとんど含まないミネラル肥料です。元肥など他の肥料を必ず併用してください。
- 根張りが良くなり土中の肥料成分を多く吸収するため、肥料切れにご注意ください。作物の様子を見て、弱りが見え始めたら直ちに追肥してください。
- ハウス栽培では、作物の蒸散が活発になりCO2が不足することがあります。外気を取り入れるなどして調整してください。
- 土壌が硬化して溶液が浸透しない場合や、土壌に微生物がいない場合は、十分な効果が発揮されないことがあります。
- 雑草や昆虫なども元気にしてしまうことがあります。
- 農薬と混ぜて使用すると、効果を損ねる場合があります。
- こっこりんは農薬ではなく肥料です。
- (粗粒)水稲では、散布後に水が動いてこっこりんが流れ出ないよう注意してください。
- (細粒・ミクロン)濃度が濃すぎる、または散布間隔が近すぎると、抗酸化作用により作物の生育が遅れることがあります。指定の濃度・間隔・使用量を守り、特に幼苗期は規定量を守ってください。
- (ミクロン)作った液肥は、なるべくその日のうちに使い切ってください(時間とともに抗酸化力が低下します)。
- (ミクロン)ポットや鉢植えに散布する場合は、5日以上間隔をあけてください。
- (ミクロン)微粉末のため、噴霧器のノズルが詰まることがあります。しっかり溶かしてから使用してください(100メッシュのフィルターは問題ありません)。
- (ミクロン)育苗ハウスなど高温多湿の環境では、夕方ではなく朝方に散布し、葉を乾かしてください。
保管上の注意
- 開封後は袋(容器)を密閉し、直射日光の当たらない場所で保管してください。
- 空気や水に触れないように保存し、開封したらなるべく使い切ってください。