季節のおすすめ資材 稲わらの秋処理で来春の初期除草がラクに|窒素肥料×微生物資材で分解を早める稲刈り後の土づくり

2026-09-29
稲わらの秋処理で来春の初期除草がラクに|窒素肥料×微生物資材で分解を早める稲刈り後の土づくり
稲刈り後の稲わら秋処理で来春の初期除草をラクにする土づくり

▼こんなお悩みを持つ方におすすめ

✓ 稲刈り後の稲わらを来春までにしっかり分解させたい

✓ 田植え後の初期除草の負担を減らしたい

✓ 稲わらの漉き込みに合う窒素肥料・微生物資材を知りたい

田島 寛也

坂ノ途中の研究室 | 元レンコン農家

田島 寛也

≫執筆者プロフィール

朝晩はすっかり涼しくなり、地域によっては稲刈りが最盛期を迎えている頃かと思います。
今回は、来春の初期除草をラクにする稲刈り後の「秋処理」の土づくりをご紹介します!

稲刈り後の「秋処理」が翌年の出来を左右する

刈り取ったあとの田んぼに広がる稲わらを眺めながら、「この後の処理をどうしようかな」と考えている生産者の方も多いのではないでしょうか。

私自身は商業用にレンコンを栽培していましたが、実は自家用にお米(特栽基準)もつくっていました。
そのなかで実感したのが、「稲わらをいつ、どのくらい分解させておくか」が翌シーズンの生育に大きく影響する、ということです。

稲わらの分解を大きく左右するのが、稲刈り後の「秋処理」(稲わらの漉き込み)です。
この時期にしっかり分解を進めておけるかどうかが、来春の田植え、そして初期除草の負担に関わってきます。

未分解の稲わらが春先まで残ってしまうと、代かき・田植え後に土中で急激な分解が進み、稲の初期生育が不安定になりやすくなります。
そのぶん、雑草が優位に立ちやすい環境になってしまうのです。

今回は、稲わらの分解を後押ししてくれる資材を組み合わせて、来春の初期除草をラクにする「秋処理」の土づくりをご紹介します。

おすすめ資材

オール有機 811+Mg2

① オール有機 811+Mg2(N8.0%-P1.0%-K1.0%-Mg2.0%)

有機質肥料(窒素中心型・元肥用)です。
動物性と植物性の有機原料をバランス良く配合し、緩やかな肥効が長く続くペレット肥料「オール有機」シリーズ。
その中でも811+Mg2は、窒素供給に特化し、リン酸・加里を抑えた配合です。

稲わらのように炭素量が多い有機物は、分解を担う微生物が窒素を使いながら働きます。
そのため、窒素が不足すると分解が停滞しがちになります。

秋処理のタイミングで811+Mg2を施用することで、稲わらの分解に必要な窒素をしっかり補うことができます。
撒きやすいペレット状で、機械散布にも対応しています。

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五右衛門(粒)

② 五右衛門(粒)

微生物資材です。
有機物を強力に分解する能力の高い微生物を選抜し、散布のしやすさを高めるためゼオライトに吸着させています。

稲わらなど有機物の分解を促進し、漉き込み後の土づくりをスムーズにしてくれます。
水稲では秋施肥が基本で、収穫後の切り株や稲わらへ直接散布するのがより効果的とされています。

≫詳細、ご注文はこちら

なぜ2つの資材を組み合わせると効果的なのか

稲わらの分解には、「有機物の分解を担う微生物」と「その微生物が働くための栄養源である窒素」の両方が欠かせません。

五右衛門(粒)で分解力の高い微生物をしっかり供給しつつ、オール有機で窒素を補います。
そうすることで、単体で使うよりも分解のスピードを上げることができます。

稲刈り後、稲わらを漉き込む際に、この2つの資材を組み合わせて散布いただくと、来春の田植え時には稲わらの分解が進んだ状態になります。
その結果、初期除草の負担が格段に軽くなることが期待できます。

秋処理をより効率的にするために

稲わら残渣を漉き込む際は、資材選びと合わせて、圃場の起伏をできるだけ均し、水が溜まりやすい場所を減らしておくことも大切です。

低い場所に水が滞留すると、その部分だけ酸素が不足します。
すると、他の場所と分解の進み方にムラが出てしまいます。

トラクターでの均平作業や、簡単な溝切りで排水性を整えておくだけでも、秋処理全体の効率と、来春の田んぼのコンディションが大きく変わってきます。

※秋処理に適した時期は限られており、資材のご注文が集中しやすい時期です。
稲わらの漉き込みに合わせてご検討中の方は、お早めのお見積り・ご発注をお願いします。

※ご注文について 最低ロット等の条件は、商品ページをご確認ください。
作目や圃場条件に合わせた資材選び・施肥設計のご相談も承っております。

まとめ

稲刈り後のこの時期にひと手間かけておくことが、来春の田植え、そして初期除草の負担軽減に直結します。

今年の秋処理は、「分解を早める資材選び」と「圃場の均平」の両輪でぜひ取り組んでみてください。


▼今回ご紹介した資材はこちら
≫「オール有機 811+Mg2」の詳細・ご注文はこちら
≫「五右衛門(粒)」の詳細・ご注文はこちら

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よくある質問

Q1. 稲刈り後に稲わらの秋処理(漉き込み)をするのはなぜですか?

未分解の稲わらが春先まで残ると、代かき・田植え後に土中で急激な分解が進み、稲の初期生育が不安定になりやすいためです。
そのぶん雑草が優位に立ちやすくなるため、秋のうちに分解を進めておくことが来春の初期除草の負担軽減につながります。

Q2. 稲わらの分解に窒素肥料が必要なのはなぜですか?

稲わらのように炭素量が多い有機物は、分解を担う微生物が窒素を使いながら働くため、窒素が不足すると分解が停滞しがちになるからです。
秋処理のタイミングで窒素中心型のオール有機 811+Mg2を施用すると、分解に必要な窒素を補うことができます。

Q3. 五右衛門(粒)は水稲でいつ、どこに散布すると効果的ですか?

水稲では秋施肥が基本で、収穫後の切り株や稲わらへ直接散布するのがより効果的とされています。
稲わらを漉き込む際にオール有機と組み合わせて散布すると、単体で使うよりも分解のスピードを上げることができます。

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